手を合わせ
お念仏申す人になってもらいたい
これが私たちの願いです
キッズサンガとは、<次代を担う「人」の育成>をめざして、「ご縁のある大人たちが全ての子どもと接点を持ち子どもとともに阿弥陀さまのご縁に遇っていこう」と、浄土真宗本願寺派(宗派)が全寺院を挙げて平成19(2007)年から始めた取り組みです。
私ども光心寺も平成21(2009)年から取り組みをはじめ、毎年、趣向を凝らして様々な行事を通して「お寺を子どもの居場所に」と活動しています。
これは単に「お寺を子どもたちの遊び場に」ということではなく「子どもたちが阿弥陀如来の願いの中に心をひらき安らいでいける場。また、その子どもたちとともにすべての人びとの居場所となれるお寺に」という願いが込められていると思います。
今、急激な社会の変化のなかで、一人ひとりのいのちの根本が揺らいでいるように思います。そのような現代社会にあって、子どもたちを護りはぐくむべき大人自身が余裕を失い、子どものいのちが脅かされていることに、危惧の念を抱かざるを得ません。
子どもたちに寄り添うキッズサンガの取り組みを展開し、お寺を構成する門信徒・僧侶が、地域社会との交流を含め、人びとの悩みや思いを受けとめ、互いに支え合う取り組みをすすめることで、ともにいのちかがやく世界へとすすんでいくことを期待します。
また宗門では、2014年から若者層(中学生・高校生・学生・社会人など)へ働きかけを強めていくために、これまで取り組んできたキッズサンガの理念を継承し、名称を「子ども・若者ご縁づくり」としたうえで、なおいっそう青少年教化に推進するために新たな歩みを始めました。
宗派では「子ども・若者ご縁づくり推進室」を設置し、全寺院を挙げて生まれたての赤ちゃんから、40歳未満の方々に「手を合わせ、お念仏申す人」になってもらうことを目標に、そのご縁を「つくり」、そのご縁を「つなぎ」、そして「深める」ことに取り組んでいます。
この「ご縁づくり」は「次世代と共に」ご縁に遇っていくことを大切にしています。
「あらゆる人々に阿弥陀如来の
智慧と慈悲を伝え、
もって自他共に
心豊かに生きることのできる
社会の実現に貢献する」
(浄土真宗本願寺派宗制:前文)
光心寺のこれまでの主な活動
住職のお話
礼儀や作法、人が生きていく中での大切なことを住職がわかりやすくお話します。
バルーン
リリース
子どもたちの「願い」を乗せた100個のバルーンが、一斉に大空へリリースされました。
お寺で
流しそうめん
境内に設けた25mの流しそーめん。子どもたちは楽しくて、普段の食事よりも食欲旺盛になるようです。
縁日
毎年、帯広柏葉高等学校より、学校祭の縁日で用いた生徒自作の縁日遊具を提供していただいております。
室内遊び
屋内オリンピック、体操、色紙と新聞紙のファッションショー、木製ブロック「カプラ」などで盛り上がります。