2022年6月8日
光心寺本堂は、大正8(1919)年に竣工されました。建立からすでに1世紀を超えています。
100年以上もの間、十勝の厳しい自然環境に耐え抜いた、管内においても稀少な建造物です。
この本堂は、先達ご門徒の深いご懇念によって建てられた管内屈指の木造建築ですから、今日光心寺と縁のある私たちは、必要なメンテナンスを施しながら、この大切な心の殿堂を守り遺していくことが、先達の意志を継承する意味でも重要だと考えます。
※大正8年、本堂上棟式の写真
※本堂竣工当時の写真
この度は、数十年にわたってコウモリによって汚された天井板を交換し、傷んだ壁面を修復する必要があることから、天井板に寄進者のお名前を記す方法で浄財を募り、改修工事をさせていただくことになりました。
具体的には、ご門徒の皆さま一軒一軒に一律にご懇志をお願いする形をとらず、天井板を申し込んでいただく形式とします。お申し込みの上、浄財をご志納いただいた方のお名前(個人名)を金箔の天井板に記載し、後世永代にそのご功績を顕彰させていただきたいと思います。
一軒のご門徒のお宅から夫婦、親子、ご家族で、あるいはご先祖や先立たれた大切な方に敬意を表して、というように、複数枚でお申し込みいただくことができます。皆様方の想いがそのまま形となって末代まで続いていくことでありましょう。詳細につきましては、6月下旬に送付させていただく「趣意書」をご覧いただきたく存じます。
皆様には何卒この事業にご理解をいただき、改修工事に必要な費用に鑑み、尊いご懇念のご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第です。
※本堂修復工事後の完成イメージはこちらをご覧ください。(別ウインドウでPDFファイルが開きます)